熊本地震の被災地を支援しようと、バスケットボールのチャリティーイベントが7日、愛媛県松山市築山町の市青少年センターであった。プロバスケットボールbjリーグ「大分・愛媛ヒートデビルズ」の伴晃生選手(22)=松山市出身=と、今季で退団する和田幸己選手(30)が小学生から社会人まで約80人と交流した。
 イベントは、地震後に熊本県の知人を訪ねて「困っている人が多い」と感じた伴選手の呼び掛けでバスケットの大会を企画運営する県内有志のグループ「Giochiamo」(ジョキアーモ、楠岡広基代表)と開催。会場には寄付金箱を置き、集まったお金は経費を除いた参加費とともに被災地に届ける。
 ジュニアの部には小中学生37人が参加。即席チームをつくってシュート数を競うミニゲームなどを楽しんだほか、2選手らと子どもによる試合も行った。プロによる縦横無尽のドリブルや鮮やかな3点シュートを目の前にした子どもたちは、必死にコートを駆け、選手に食らいついていた。